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麝香(ジャコウ)とは

神農本草経から見る麝香の効能

麝香はシカ科の哺乳動物、ジャコウジカ 麝 Moschus moschififerus L.の雄の麝香嚢にある腺から出る分泌物である。
麝香の味は辛で、氣は温である。
主として、人を傷害する悪氣の働きから避けさせ、鬼すなわち死人や、精物すなわち物の怪(け)のたたりを殺(け)してなくしてしまう作用がある。
また、はじめに発熱して、しばらくしてから悪寒を発する、一種のマラリアのような温瘧 (おんぎゃく)の病や、虫を用いた「まじない「」の蟲毒(こどく)の病や、急に卒倒して痙攣を起こす癇痙(かんけい)の病を治す事ができる。さらに、回虫・赤虫・蟯虫の三虫を除き去るはたらきもある。
これを久しく服用していると、人に悪い影響を及ぼす邪気を取り除き、そのため、夢窹(むご)・エンビしない、つまり、良く夢をみて飛び起きたり、あるいは、寝ていて悪夢にうなされるといった事がなくなる。

麝香の解説

麝とは、この香氣が、射るように遠くまで届くことからつけられた名である。和名は漢名に由来する。
学名の、Moschusは、ギリシアの古い名で、語源はペルシア語のmushkによる。
mushkはさらに、サンスクリット語の睾丸を意味する言葉に由来したもの。moschiferusは麝香嚢をもっているという意味。

日本薬局方では、ジャコウはジャコウジカの雄の、ジャコウ腺分泌物を乾燥した物と規定し、医療としての応用は、熱性病にともなう痙攣・失心・心臓衰弱などに、鎮痙・興奮・強心作用を期待して用いられる。
蟾酥(センソ)・牛黄などと配合して、五疳強心剤の家庭薬原料とする。一日の常用量は、丸剤として、5〜10mgである。

採取

麝香はかつては雄のジャコウジカを殺してその腹部の香嚢を切り取って乾燥して得ていた。 香嚢の内部にはアンモニア様の強い不快臭を持つ赤いゼリー状の麝香が入っており、一つの香嚢からはこれが30グラム程度得られる。 これを乾燥するとアンモニア様の臭いが薄れて暗褐色の顆粒状となり、薬としてはこれをそのまま、香水などにはこれをエタノールに溶解させて不溶物を濾過で除いたチンキとして使用していた。 ロシア、チベット、ネパール、インド、中国などが主要な産地であるが、特にチベット、ネパール、モンゴル産のものが品質が良いとされていた。 これらの最高級品はトンキンから輸出されていたため、トンキン・ムスクがムスクの最上級品を指す語として残っている。
麝香の採取のために殺されたジャコウジカはかつては年間1万から5万頭もいたとされている。 そのためジャコウジカは絶滅の危機に瀕し、絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(ワシントン条約)によりジャコウの商業目的の国際取引は原則として禁止された。
現在では中国においてジャコウジカの飼育と飼育したジャコウジカを殺すことなく継続的に麝香を採取すること(麻酔で眠らせる[3]などの方法がある)が行なわれるようになっているが、商業的な需要を満たすには遠く及ばない。六神丸、奇応丸、宇津救命丸などは条約発効前のストックを用いているという[2]。

そのため、香料用途としては合成香料である合成ムスクが用いられるのが普通であり、麝香の使用は現在ではほとんどない。

成分

麝香の甘く粉っぽい香気成分の主成分は15員環の大環状ケトン構造をもつムスコン(3 - メチルシクロペンタデカノン)であり0.3 - 2.5% 程度含有する[1][4]。そのほかに微量成分としてムスコピリジン (muscopyridine) などの大環状化合物が多数発見されている[4]。有機溶媒に可溶な成分のうちで最大20%程度含まれている。この他に男性ホルモン関連物質であるC19-ステロイドのアンドロスタン骨格を持つアンドロステロンやエピアンドロステロン (epiandrosterone) などの化合物が含まれている[4]。ムスコンが2% 以上、C19-ステロイドが0.5% 以上のものが良品とされる[1]。麝香の大部分はタンパク質等である。麝香のうちの約10%程度が有機溶媒に可溶な成分で、その大部分はコレステロールなどの脂肪酸エステル、すなわち動物性油脂である。

語源

麝香の麝の字は鹿と射を組み合わせたものであり、中国明代の『本草綱目』によると、射は麝香の香りが極めて遠方まで広がる拡散性を持つことを表しているとされる[1][2]。ジャコウジカは一頭ごとに別々の縄張りを作って生活しており、繁殖の時期だけつがいを作る。そのため麝香は雄が遠くにいる雌に自分の位置を知らせるために産生しているのではないかと考えられており、性フェロモンの一種ではないかとの説がある一方[1]、分泌量は季節に関係ないとの説もある[2]。

一方、英語のムスクはサンスクリット語の睾丸を意味する語に由来するとされる。 これは麝香の香嚢の外観が睾丸を思わせたためと思われるが、実際には香嚢は包皮腺の変化したものであり睾丸ではない。

麝香(ジャコウ)配合の漢方薬

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