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NO882・ヴェーダの知識は静寂から生まれた3,

NO882・ヴェーダの知識は静寂から生まれた3,
By カレシュワール・スワミ

 「俺がどんなネガティブなことをしてきたというのだ?」とヴァルミキは尋ねました。「強盗・暴行・殺人。おまえはこの世で一番の罪人だ。来世は動物して生まれて来るだろう」



 「そんなの知ったことか」とヴァルミキは不満そうに鼻を鳴らして言いました。「お前のいう事など、信じるものか」「では証拠を見せよう」ナーラダはそう言うと、ヴァルミキが積み重ねてきたネガティブティの山を見せました。



 「おまえにどれだけのネガティブティがくっついているか見えるか。たくさんの魂を苦しめて悪いカルマをつくったのだから、いつかおまえはこのネガティブティをすべて自分で味わうことになるのだ。おまえが引き寄せたこのネガティブティから、誰もお前を助けることは出来ないのだ」とナーラダは言いました。



 すると、ヴァルミキはこう応えました。「違う、これは俺のせいじゃない。俺がしたことや、俺が貰った金は、全部おやじと女房とおふくろと分けたんだ。この悪いカルマはその皆の所に行くべきだ」「いいや、おまえのせいだ」とナーラダは続けました。



 ヴァルミキは信じようとしません。「よし、彼らがネガティブティや悪いカルマを一緒に引き受けてくれるかどうか尋ねてくる」ヴァルミキはそういうと、ナーラダを木にぶら下げたまま奥さんの所に行って尋ねました。「おまえはネガティブティを俺と分担してくれるだろう?」

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