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NO771・・・ババ・ファクルディン

NO771・・・ババ・ファクルディン
2022-10-14 | シルディ・サイババ

 ここペヌコンダにはババ・ファクルディンを祭るイスラム教のダルガー(イスラム教の寺院=モスク)があります。実はババ・ファクルディンはサウジアラビア生まれ、メッカからここに来ました。そうであると私は強く思います。彼は500年か600年ほど前にこのペヌコンダの村へやって来ました。アヴァドゥーター的なエネルギーを持つ男性でした。本当にアヴァドゥターのようでした。  ※アヴァドゥターとは、最高の段階にいる悟りを開いた人。五大要素を超越し、肉体の意識を超越している。それゆえ、「通常の」行動習慣を外れた振る舞いをする。創造を自由に操ることができる。



 メッカにいた時に彼のマスターであるジーギア・ファクルディン・サハードが、彼に小さなニームの枝を渡しました。現在でもニームの枝を使って歯を磨く人々がいます。ある日の朝早く、マスターが歯を磨いている時にババ・ファクルディンは尋ねました。「ああ、マスター。私は去るべきでしょうか?もう何年もここで奉仕しているのに、あなたは私に何も助言を与えてくださいません」



 するとマスターは使っていたニームの枝を彼に渡して、こう言いました。「世界中を旅しなさい。毎晩どこに寝るにしても、この枝を地面に挿して、そこで寝なさい。もし翌朝ニームの枝から葉が出ていれば、その場所がお前のとどまるべき場所だ」



 ババ・ファクルディンは「やれやれ、何てありがたい事だ」と思い、こう尋ねました。「せめてどちらの方向に行けば良いか、それだけでも教えて頂けませんか?ヒントだけでもくださいマスターは「インドに行きなさいと」と言いました。 

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