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2021年02月05日 [難病]

NO144・・・塩分の重要な働き


体の中で起きている塩分の重要な働き(イシハラクリニック院長石原結實医学博士著)塩をしっかり摂れば、病気は治るよ抜粋

 塩分に限らず、口から摂り入れた栄養素は、口、胃、小腸で、物理的(そしゃくや蠕動運動)、化学的(消化酵素)消化を受け、小腸から吸収され、血液に入って行きます。ただし、食塩(NaCl)は、Na(ナトリウム)とCl(塩素)というミネラルからなっていて、胃腸で消化を受けることなく、血液の中に吸収されます。

 血液中には、水や食物から摂り入れた水分、糖分、タンパク質、脂肪、ビタミン類やミネラル類(カルシウム、鉄、ナトリウム、カリウム、亜鉛など)、肺から吸収した酸素、骨髄で造られた赤血球、白血球、血小板などの血球、種々の内分泌臓器で造られたホルモン類が含まれます。こうした血液中の栄養成分は60兆個の細胞に送り届けられて、各細胞でなされる特有の作業を助け、その結果、出来た老廃物は、また血液によって腎臓や肺に運ばれ、尿や呼気として排泄されます。

 さて小腸血液に吸収された塩分は、体のあちこちに送られていきます。人間の体は60兆個の細胞でできています。総レンガ造りの家に例えれば、一個一個がレンガです。

 その細胞が、血液や間質液などの「体液」という>「塩水」の海の中に浮いていて、一個一個の細胞は、海水中に浮遊して生きている単細胞生物と考えても良いでしょう。

 血管も大動脈から先に行くほど細くなり、最終的には、毛細血管となります。毛細血管の中の栄養素や水が細胞に送り込まれ、また老廃物を細胞から受け取るという作業が行われ、これは浸透圧という力でなされています。

 ここで、食塩の体内での存在の仕方や移動の状態を見て見ましょう。血管内(血液中)や細胞と細胞の間の部分=細胞間つまり細胞外液にはNa(ナトリウム)が多くK(カリウム)は少ししかありません。また細胞内液はカリウムが主で、ナトリウムは10%しか存在していません。

 「浸透圧」とは「Na(ナトリウム)、Cl(塩素)、K(カリウム)のように、細胞外液や細胞内液に溶けているミネラル類の濃度によって決定される力」で、簡単にいえば、「水を保持する=引き付ける力」と言っていいでしょう。

 そのため細胞外液の量と浸透圧を、一定にすることが、生命維持にとって極めて大切で、それを決めているのが、NaとCl、つまり食塩という事になります。

続く





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