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2023年02月19日 [カレシュワール・スワミ]

NO880・ヴェーダの知識は静寂から生まれた

NO880・ヴェーダの知識は静寂から生まれた
By カレシュワール・スワミ


 ヴェーダのすべて、そのマントラは、静寂から生まれました。静寂だけ、ただそれだけです。こういったものすべては超自然的な人々が静寂の中で得たものを書き留め、誕生しました。ヴァルミキは静寂の中でラーマーヤを発見し、ヴィヤサは静寂の中でヴェーダを発見しました。



 彼らは完全に人を避けるために深い森の中へ入って行き、何年間も木の下で瞑想し、より深い静寂、より高次の静寂へと入っていったのです。そしてそこから沢山の情報を得て、それを人々に教えました。



 ヴァルミキは森の山賊でした。森の中を通る人をと捕らえては、持ち金を残らず強奪し、それからその人々を殴って泣かせていました。信じられない程その人々を苦しめたのです。



 ある日、ナーラダというすばらしい聖者がその森を通り抜けようとしました。ナーラダは多くのヴェーダのお話を生み出した聖者です。ナーラダはやっかいな事を起こすトラブルメーカーでした。ある人の所に行っては別の人の悪口を言い、今度は別の人の方に行って、最初の人の悪口を言いました。そしてその2人が喧嘩をし始めると大喜びしました。「ああ、うまくいった」とナーラダは笑って喜んだのです。



 そのナーラダが森の中を旅しているところを、ヴァルミキが見つけました。ヴァルミキはナーラダがやっかい事を起こすのが好きだという事を知っていたので、「あいつか。よし、俺があいつを困らせてやろう」と考えました。

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