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2019年02月03日 [Default]

自閉症になど

腸と脳(本)287ページより抜粋!

 貴女が出産を控えている女性なら、妊娠時からはじまって、出産時、母乳で乳児を育てている期間、そして子供が3歳になってマイクロバイオーターが完全に確立するころまで、自分の食べたものが子供にも影響を及ぼす事に留意しておく必要がある。


 母体のマイクロバイオームは、胎児の脳の発達に影響を及ぼしうる代謝物質を生成する。また、食事によって「脳ー腸ーマイクロバイオーム」相関に引き起こされた炎症は、成長途上の胎児の脳を阻害する恐れがある。事実、妊娠中に本格的な炎症を抱え込むと、自閉症や統合失調症などを発症する大きなリスクが生じ、母親の高脂肪食に起因する低悪性度炎症は、胎児の脳の発達に微細な悪影響を及ぼす可能性がある。


 また、妊娠中や子供の養育中に母親がストレスを受けると、子供の脳やマイクロバイオータに負の作用がもたらされ、その結果、問題行動に至る場合がある。

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